
先週頭から、それまでの流れとは一転してユーロ高傾向の相場となりました。
ギリシャ財政問題は今週も為替相場に影響を与えそうです。
先週利益を更新した「trendeater AUDUSD」から見て行きます。
AUDUSDも先週月曜日から上昇トレンドが続き、4/14、4/15と分散して仕掛けた買い3つが合計+442pipsのプラスとなりました。
trendeater EURUSDの通貨ペア違いのストラテジーも好調で、trendeater AUDUSDは金の卵ステータス、trendeater AUDJPYは銀の卵ステータスが点灯しています。
trendeaterが持つロジックの堅牢性、汎用性の高さが感じられます
来週以降の運用についての「値動き分析」から検討をしていきます。
trendeater AUDUSDは、損切り-150~-180pips、利食い数十pips~300pipsの設計となっているトレンドフォロー形のストラテジーですから、必然的にAUDUSDの「値動き幅」によって決済は影響を受けてきます。
直近3ヶ月の値動き幅(高値と安値の幅)を示したのが下のグラフです。
わかりやすいのはFOMC発表です。発表があった3/18の値動き幅はとても大きく、その上昇トレンドを掴み、数日後までポジションを保有し利益を伸ばしています。1月後半(グラフ左端)の時期も大きな値動きがあり利益を伸ばしていることが分かります。
勝つためには、相応の値動きが必要だと言えます。
先週を含めそれ以外の期間の値動きは小さいのですが、その間成績は横ばいもしくは勝ちという状況で負け知らずの3ヶ月と言えます。
今よりも値動きが多少小さくなったとしても成績横ばい程度が予想されるので、来週以降も継続運用し、まれに起こる大きな動きでの利益増を狙います。
2014年の5,6月頃のような低ボラティリティ相場は不得意なので値動き幅低迷もチェックしてストラテジー停止の判断材料としていきます。
続いて、先々週、過去最高利益更新をして、先週は横ばいの「piranha USDJPY」です。
「piranha USDJPY」は損切りが-100Pips程度で最大ポジションが2という軽快なフットワークでトレードするストラテジーです。
ドローダウンするときは損切り-100pipsを連続し、かつ、利食いができない時です。
平均利益が+44pips(期間3ヶ月)ですが、内訳をみると+50Pips~+260pipsのプラスがトータル利益を引き上げています。
つまりこの+50Pips~+260Pipsの利食いが取れなければ負けてしまいます。
ですので、piranha USDJPYもtrendeater同様に値動きの大きさが非常に損益に影響を与えます。
しかも取引期間も47時間と短いので短期的な値動きを必要とします。
直近3ヶ月の値動き幅(高値と安値の幅)を示したのが下のグラフです。
FOMC発表時の大きな値動きや1月後半~2月中旬(グラフ左端)の時期に利益を伸ばしており、値動きが低迷しているときは利益横ばいであることがわかります。
先週のpiranha USDJPYのトレードがまさにそうで、買い・売り混在のトレードで成績も-10pips~+10pipsの消化トレードとなっています。
ただ、マイナスを垂れ流す状態にはなっておらず、横ばいなので、trendeater同様に、突如訪れる短期的な大きな値動きを狙い、運用継続です。
trendeaterもpiranhaも大きな値動き(短期的でもOK)を必要とするのですが、いつ発生するのかが分かればより楽な運用となります。さすがにそれをピンポイントで当てることできませんが、直近3ヶ月のAUDUSDとUSDJPYの値動きをウォッチすると「大きな値動き」は、「非常に小さな値動き」の翌日に起こりやすい傾向がありました。サンプル数が少ないですが、「最近相場が動かないな」と感じている翌日こそ大きく動くかもしれません。
一進一退の「Genius_Delta EURUSD」。
先々週は大きく成績を伸ばしましたが、先週は、トレンドの反転にGenius_Deltaのトレンド判断ロジックが翻弄された形となりました。売りと買いの仕掛けがトレンド反転とタイミングが合いませんでした。
ただ、過去からもGenius_Deltaはトレンドの反転期を不得意としていることは分かっており、今回のマイナスで乗り越えられたのであれば浅い傷と言えます。
この後さらにトレンドの反転が連続することを嫌いますので、その点に注意して運用継続します。
「Genius_Delta AUDUSD」も同様にトレンドに合っていない状況が続いており、同じ開発者の「Future_Prediction_FX EURCHF」を今週、新規投入するにあたり停止します。
とても早い利食いが特徴の「Future_Prediction_FX EURCHF」。
スイスショック以降の3ヶ月の成績は抜群によく、+20pips程度の小さな利益を量産しています。
またGenius系ストラテジーと大きく違うのはメインの損切りラインが浅く-100Pips~-150pipsとなっています。
トレンド判断はGenius同様に中長期の流れを掴むタイプですが、利食いが早い為に相場の反転にもついていきやすいというメリットがあります。
逆に、小さくトレードを取りに行くため、Genius系より大相場では利益が取れなくなりますが、現状の相場ではGenius系と合わせて両輪運用することで相互補完をしていきます。
設定取引額は10kで、撤退ラインは最大ドローダウン-700Pips程度を目安とします。
またスイスショック以前の過去トレードについては参考にしませんので、まだまだ履歴の浅いストラテジーです。
今後訪れるトレンド反転や上昇相場での動き次第では即停止も視野に入れながらの運用とします。
またUSDJPY対策としてpiranhaと同時に投入した「KAGI USDJPY」を停止します。
成績は-150pipsとまだ挽回できる余地がありますが、現状のUSDJPY対策として投入し、結果が出せなかったので停止とします。
最新のユニット表は以下になります。