先週7月第2週は、値動きの少ないユーロドル、引き続き円高に動くユーロ円という状況の中、ユニットに採用中のBeatrice 07ユーロドル、HyperSwingユーロ円のトレードは、夫々の通貨ペアの動きに左右される結果となりました。
弊社ユニット直近の実績
6月以降、殆どのトレードで勝っていたBeatrice 07ユーロドルは、ここにきて4ポジションがロスカットとなりました。
一方、6/17以降連敗していたHyperSwingユーロ円は勝ちトレードで終えています。
まずは、Beatrice 07ユーロドルのトレードから見て行きたいと思います。
Beatrice 07ユーロドル
7月4日(月)午前に一旦は売りエントリーし夕方にほぼ同値撤退した後、直後に今度は買いエントリーで3ポジション保有し、7月5日(火)午前に10pips~28pipsの勝ち決済となりました。
しかし、そのすぐ後に再度行なった買いエントリーは、週末前の7月8日(金)夜~9日(土)朝方にかけて設定上のロスカット値ギリギリの130pips付近まで損を拡大して決済しています。
この負けトレードは、200pips程度の幅のレンジの値動きの中で方向を誤ったエントリーを行なってしまったということに尽きます。
他方、HyperSwingユーロ円は、連敗を脱しています。
HyperSwingユーロ円
ブレクジット(英国のEU離脱)でユーロ円相場は一気に円高に振れた後、暫らくは円安方向に115円程まで戻しましたが、再度110円を狙って落ちて行く局面を上手く捉えて2ポジションが勝ちトレードとなりました。
ただ、欲を言えばもっと大きな値幅の勝ちを収めて欲しかったのですが、早目の利益確定決済で撤退しています。
弊社のリアルトレードユニットの状況はこのようなものですが、ユニットを構成するストラテジー変更を検討しており、その候補として検討中のGSP-FLOATINGポンド円を取上げておきたいと思います。
【 GSP-FLOATINGポンド円は5月23日の記事 】
で取り上げさせていただいておりますが、2014年年末から稼働を開始し、以下の画の損益曲線をご覧いただきますと、比較的ドローダウンが小さく、損益曲線が極端に下降することのない成績を記録していることがお分かりいただけると思います。
GSP-FLOATINGポンド円 12ヶ月実績
そして、2016年に入ってからグングンと成績を伸長させブレクジット以降は更に好調となっています。
このストラテジーの設計ロジックは、ボラティリティの大きい通貨ペアであるポンド円で、独立した2つの異なるシステムがそれぞれのアプローチでトレンドフォロー・ポイントを探り順方向にエントリーをするというものです。
過去実績でも最大利益505pipsを計測している通り、含み益となると可能な限り長時間保有して利益幅を広げに行く戦略を採るものです。
使用に際しての注意点は、12ヶ月実績で見ても勝率36.59%と勝率が低く、使用し続けるには忍耐を要求されますので、余裕の証拠金で運用する必要があるという点です。
GSP-FLOATINGポンド円 3ヶ月実績
ただし、直近3ヶ月の勝率は40%を超えて来ており、今がチャンスのストラテジーと言えるのではないかと思っています。
弊社では、HyperSwingユーロ円との入れ替えを検討しています。