
7月第3週は、HyperSwingユーロ円の週跨ぎポジション2個が130pips強の損切決済をしたものの、その後は、Beatrice 07ユーロドル、HyperSwingユーロ円合計12ポジションで勝ちトレードを収めています。
弊社ユニット直近の実績
ただし、7月15日(金)夜から16日(土)にかけてHyperSwingユーロ円がエントリーした買いポジションが、やはり週末を持ち越して残っています。
弊社ユニット保有中ポジション
ご存知の通り7月16日(土)朝に飛び込んできたトルコのクーデター発生、そして、その後の政権サイドによるクーデターを起こした勢力の鎮圧という報道が、一旦下がったユーロが今後戻る原因になるのではないかと言われますが、確り戻して含み損が含み益に反転し勝ちトレードになってくれることを想定しています。
HyperSwingユーロ円直近のポジション
このように好調でありました先週の弊社ユニットBeatrice 07ユーロドル、HyperSwingユーロ円ですが、今週は前回記事でご紹介した弊社が自社ユニットに採用を検討しているGSP-FLOATINGポンド円の開発者様に好調の理由をインタビューしてみましたので、その内容をご報告申し上げます。
GSP-FLOATINGポンド円開発者様インタビュー
GSP-FLOATINGポンド円は、2014年7月23日からfx-onでフォワードテスト計測を開始し2015年中は成績横這い、若干下降気味でしたが、2016年に入ってからの実績は素晴らしいものです。
fx-onサイトでの計測結果
2014年12月21日から稼働しているシストレ24での成績も2016年年始からの成績伸長が著しいです。
開発したハンドルネーム『カワセ係長様』談
今年に入ってからの好調さは、私自身も目を見張るものがありますが、この理由について少しお話しをさせていただきます。
ポンド円の日足チャート
ポンド円は去年終盤から、下降トレンドを形成し易い状況になっており、
時期を同じくして、GSP-FLOATINGポンド円の利確機会が多くなってきています。
タイミングとしては、去年末まで意識されていた180.42円のサポートを割った辺りからです。
特に、180.00円を底抜けてからはShort方向の流れが顕著になり、最近は、+300pipsを超える獲得利益も珍しくありません。
このように、GSP-FLOATING systemが好調となるのは、【相場に流れが発生したトレンド相場】です。
このストラテジーは、1時間足以上のチャートで方向感が定まれば極めて高い確率で利益を獲得することが出来ます。
その一方で、レンジ相場が苦手という側面もありますが、私の裁量手法であるGSPメソッドが、一回あたりの損失を最小限に抑えると共に、自動売買システム向けに開発したフィルタリングルールが、利益の最大化を狙える方向にエントリーを絞るため、効率的な利大損小ロジックを実現しています。
また、過剰最適化(過去の相場の値動きに過剰に合わせてストラテジーを作ること。過剰に最適化されたストラテジーは過去にないマーケットの動きが発生した際、著しく成績を落とします。)の要素を徹底的に排除していますので、2年近く好成績を維持し、しかも、大きな損益曲線の下落も発生していません。
従って、今後も、想定通りのトレードを続けてくれる可能性はあると思っています。
記憶に新しいですが、Brexitとなった英国国民投票の結果、ポンドドルは31年ぶりの安値を更新し、また、投資家達のリスクオフの意識から、円に資産が流れやすい状況になっています。
その一方で、投機筋による大きな買戻しの動きも随所で発生し、現在のポンド円は、上下問わず中長期トレンドを形成し易い状態が続いています。
つまり、英国国民投票以降の現在の相場は、GSP-FLOATING systemにとっての得意相場ということです。
運用上の注意を申し上げておきますと、このストラテジーは、利大損小タイプです。
設計された勝率は、40%を下回っています。
つまり、トレンドフォローに失敗した場合は、躊躇無く損切りするため、5連敗や6連敗は普通に発生してしまいます。
事実、好調だった直近相場でも、細かな損切りによる7連敗が2回発生しています。
このストラテジーを運用される場合は、目先の勝ち負けに一喜一憂せずに、淡々とトレードをさせる余裕の資金量で使用することがポイントとなります。
『カワセ係長様』の言う通り、正にトレンドが発生した際に成績を上げて来たストラテジーですが、ポンド円相場が中長期トレンドを発生し易い状態にある現在のマーケット環境で、一層、成績を伸ばすか?楽しみなストラテジーです。