今週リリースされたヘッジファンドストラテジーに興味がある方は多いかと思います。
ただし、ヘッジファンド自体が特定の顧客に限定されるような非常にクローズドな環境で運用されていることもあって、開示されている情報は少なく、HPすら一般人には閲覧することができないこともあるようです。
そんな中、本日は「シストレ24」へストラテジーを提供いただいているヘッジファンドの中からTribelet Capital Management(http://www.tribeletcapital.com.au/)について少しご紹介したいと思います。
Tribelet社のロゴ
Tribelet(トライべレット)は小部族を意味し、もとはカリフォルニアのネイティブアメリカンを語源とする単語です。
Tribelet社自体はオーストラリアを本籍としており、BellaVitaファンドにおける新規事業として2013年に設立されました。マルチアセット、マルチ投資ストラテジーにより収益を狙うファンド運用を行っており、戦略モデルベースを用いた、人的判断を介さない自動売買取引を行っています。
創業者は電子取引のスペシャリストであるKEVIN氏とアルゴリズム売買のエンジニア兼プログラマーのJAMES氏の2名。
長年の投資経験から革新的な投資プロダクトを構築したいと考えてきた2人によって、数多くの投資モデルが生み出され、BellVitaファンドおよび世界中の法人顧客に対し、様々な売買シグナルを提供しています。
「シストレ24」上に搭載されている「HF-Tribelet_13」は、マルチアセット投資戦略を基本とするBellaVitaファンドにおいて、とくに為替取引の部分を抜き出して構成されたものです。
「HF-Tribelet_13」は複数の通貨を盛り込んだバスケット取引だけでなく、単独通貨ペアでの取引としても利用できる柔軟性を備えているため、投資家の目的に沿って対象通貨を自由に選択することが可能です。
「HF-Tribelet_13」はリスク調整を行う中で、できるだけ高く安定した収益を追求します。マルチ戦略モデルとして、様々な取引機会を捉えることに最大限注力し、予想される「リターン」と「ドローダウン」を投資判断の重要な要素としています。
これまでのところ、複数通貨ペア(バスケット通貨)での運用において、いくつかの通貨ペアに成績が振るわない場合があっても、1~3年という時間軸の中では、単独通貨ペアよりもバスケット通貨全体での運用によってより多くのリターンが得られているとのこと。
リスクを抑えることに注力するヘッジファンドストラテジーの今後に期待です。