ドル円の転換の局面で含み損¥71,850発生中

5月第4週目の弊社リアル口座は、マイナス¥8,950の負けトレードとなっています。
先々週から週末をまたいで持ち越したポジションが負けトレードとなりました。

弊社リアル口座の実績

【更新日時】2018/05/26 11:26

また、今回もポジションを持ったまま週末を迎えましたが、直前の円高の進行でマイナス¥71,850の含み損となっています。
弊社リアル口座保有中ポジション

【更新日時】2018/05/26 11:32

 現状、週末持越しポジションが少々大変なことになっている訳ですが、その状況を含め前週のトレードを見て参りたいと思います。
 518日(金)15:00に行なった売りエントリーは、土曜日朝のマーケットクローズ時点で、プラス¥4,000の含み益となっていましたが、下の画の週明け後のドル円レートの上昇によって含み損に転じ、521日(月)12:00にマイナス¥11,850の損切決済で終了しました。
sky_05_MA2_ドル円のトレード

【更新日時】2018/05/26 11:00

 続くエントリーは、522日(火)04:00に行なった売りエントリーでしたが、こちらはレンジ相場の中で大きく含み益、含み損を抱えることなく、最終的には523日(水)00:00にプラス¥2,900の利益となっています。
 そして、523日(水)01:00に行なった買いエントリーは、526日(土)のマーケットクローズ時点でマイナス¥71,850の含み損となっています。
 1時間足を使ったsky_05_MA2_UJは、上昇方面にドル円レートは動くと判定し買いポジションをとったのですが、2円程の下落の渦に飲み込まれています。

 この背景は、志摩力男氏のコメントによると
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配信日:2018/05/22 20:11
 テクニカル的にはドルのいったんの天井を示唆するものがたくさんありました。ユーロドル、ドル円、米長期金利でトム・デマーク系のインディケーターからドル天井のサインがありました。エリオット的にもユーロドルは短期的には最終5波と言える形でした。しかも下ヒゲの長い、実態の小さい陽線で終わりましたが「たぐり線」と呼ばれる底入れ示唆する形です。ドル円も、今回のドル上昇ターゲットはトレンドラインの来ている112円、あと数十銭でした。
 テクニカル上は天井(ユーロドルのボトム)でも、ファンダメンタルズ的要素から言ってユーロドルを買う、ドル円を売るという材料は見つけるのが困難です。私自身は、今朝の段階では、少しは調整するが、またドルは上昇するだろうという見立てでした。しかし、おそらく大口の買い戻しが入ったのでしょう。これだけ急速な買い戻しを見ると、大手プレーヤーが手仕舞いに入ったのかもしれません。
 ただ理由が見つかりませんが、あえて言うならば、米長期金利が天井を打ち、今後米金利は低下するので、ドルはその先取りをしている、という解釈はありえます。
 米長期金利がこの3%の少し上で天井を打つ理由は今はわかりませんが、テクニカル的には天井感あります。そして明日に控えるFOMC議事録が極めてハト派的な内容になる可能性があり、その前に利食いが入ったとも言えます。
 また、うがった見方をすると、関税引き上げは純粋に経済学的に見れば、他の条件が同じなら、通貨高要因です。関税引き上げが回避されたので、ドルが下落?というのも経済学的には成り立ちます。
 もう一つ、うがった見方をすると、今回の米長期金利上昇の背景には中国の影響があったとも考えられてます。すなわち、米国が貿易でプレッシャーをかけるのであれば、米債を購入しないことで米長期金利上昇を誘導し、金融面で米国にプレッシャーをかけていたと。それが、今回いったんの終了を見たので、中国からの米債購入が戻り、米長期金利は低下する可能性がある。そうなれば、金利低下でドル売りにはなります。
 様子を見ているうちに、ドルはまた音もなく上昇トレンドに戻るかもしれません。今は少し様子を見たいと思います。ただ、トレーディング的には、例えばドル円等は依然として最高値111.39円に近い位置にあります。高値更新でストップロスをかける形で(もしくは112円超え)、ドル円ショートにする、もしくは再度ユーロドルに大口の買い戻しが入ることを期待して1.1750以下をストップにロングにするというのも、短期的にはありかなとも思います。
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配信日:2018/05/23 16:57
これからの展開について
 米朝会談実現が難しくなったこと、トルコリラの急落、イタリアの政治不安、様々な要因が重なり、典型的なリスクオフの展開となってます。これまで、リスクオフ的な材料が出てきても市場は無視してましたが、ついにリスクオフ方向の材料の方が上回ってきた、ということだと思います。
 日経は123日、NYダウは27日を天井に、2月に入ってVIX先物やリスクパリティ商品の「爆発」でリスクオフ局面に入りましたが、ドル円、日経は326日を底に反発局面に入りました(NYダウは43日)。貿易問題が悪化しても、米国がイラン核合意を離脱しても、リスクオン的な展開が続き、昨日など豪ドル円が84.48円にまで達し、驚きの展開でしたが、ドル円、日経共に一昨日、521日が天井だったようです。
 3月26日からの局面が521日に終わったということであれば、暫くリスクオフが続くと思われます。株価は下げ、ドル円、クロス円は下げるでしょう。質への逃避ということで、米国債が買われ、米長期金利は低下すると思われます(ドル円にはネガティブな要因)。
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と、523日(水)早朝からのドル円の下落(円高)以前に、テクニカル上は天井にドル円はあり、米朝会談実現が難しくなったこと、トルコリラの急落、イタリアの政治不安、様々な要因が重なり、典型的なリスクオフの展開となって、ドル円も下げたという事情があったと推測しています。
 大きなドル円の転換の局面にsky_05_MA2_UJのロジックはついていくことが出来ていません。
 週明け早めに損切りし、ストラテジーの変更を含め検討して参りたいと思います。