
コンサル担当の若林です。
強い雇用統計を受けたドル円は、7年8ヶ月ぶりの122円をつけるなど活況です。
それでも、自身のAP注文は122円達成前に一旦稼働を停止しました。
正直、ドル円は中長期で見ればまだまだ上値余地がありますので、稼働を継続しても問題ないと思います。
■稼働当初の上値目途達成。次なる機会を狙う。
ただ、
・120円超の状態では4月の統一地方選を配慮した円安けん制発言がいつ出てくるか分からないという懸念。
・『コツチャリン』の約定においてフォロー注文が続いていたため、相場の過熱感を警戒。
・稼働当初の上値目途121.80をほぼ達成。次にフォロー注文が約定した場合、利食いが122.00を超えた地点になる。
といった点を踏まえ、今回は121円後半で利食った後、稼働を停止しました。
2週間足らずで+160pips、+16,000円ということで、最初のAP注文がきちんと利益で終えたことにほっと一息という感じです。
基本的にまだドル円は上方向と考えますので、突発的な押し目があるようであれば、再度『コツチャリン』でエントリーします。
上値の目途(=レジスタンス)は直近の122円、次いで2007年の124円と考える方が多いので、121円台よりも下の位置でエントリーしていけば、当然利益への期待値も高くなります。
あらかじめ、119.00~121.00あたりでクイック仕掛けを設定しておく方法もありますので、また機会をみてご紹介したいと思います。
■シンプルに通貨間の強弱を考えた結果、豪ドル米ドルでエントリー!
さて現在の相場ですと、下値を更新するユーロドル、それに追随するユーロ円など、ユーロ売り戦略を選択した方が効率よく利益をあげているようです。
ここから売っておくのも十分トレンドに乗った戦略ですが、それを紹介すると「今さらかよ!」とお叱りの声をいただきそうですので、今回は豪ドル米ドルで売りトライです。
理由は簡単。
先進主要国の中で、オーストラリアは金利を引下げる可能性が一番高いからです。
3月の利下げは見送られましたが、4月にも金利引下げを行う可能性があります。
オーストラリアの主要輸出品である鉄鉱石の価格は低迷しており、主要輸出先の中国の経済状況も以前のような右肩上がりという訳ではないため、豪経済を後押しする材料がさほど無いこともポイントです。
私自身はドル円が堅調なうちはクロス円をあまり売りたくありません。
ドルストレートの方がポイントもはっきりするので、『豪ドル米ドルの売り』を選択します。
(豪ドル米ドル 日足)
なお、RBA(オーストラリア中央銀行)総裁のスティーブンス氏は「1豪ドル=0.75米ドルが望ましい」としており、豪ドル米ドル売りの援護となっておりますが、半面、現在値からさほど値幅が無いことから裁量的な値幅取りにはさほど旨みは無いかもしれません。
ただ、金融政策の違いから上値は限定的と考えられますし、コツチャリンなどが活躍しやすい土壌と考えられます。
すでにAP注文をスタートさせていますが、オーストラリアの雇用統計の状況等も踏まえてコツチャリンの追加等を考えています。
なお、トライオートを始めるにあたっては中長期の運用(トレンド)を視野に入れて設定することをお勧めしています。トレンドに逆らわない取引をしていただくことが、結果的に損失を抑え、利益を積み重ねることにつながるからです。
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