昨晩の海外市場は、米1月ADP全米雇用報告が予想を下回り、1月製造業PMI・改定値は予想を上回るも、1月ISM製造業景気指数が予想を下回り、注目のFOMCでは、政策金利を予想通り0.25%引き上げ、声明で「インフレ目標達成のため、継続的な利上げが適切になると予想する」とし、タカ派姿勢は維持されたが、パウエルFRB議長が会見で「継続的な利上げは適切」、「予測通りの経済動向なら年内の利下げは想定しない」と述べた一方、「引き締め過ぎは望んでいない」、「ディスインフレのプロセスが始まった」とハト派発言が見えたこともあって、ドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りは3.510%から3.391%まで低下、NY株価3指数が揃って反発したことも、ドルの上値を抑えた。
ドル円は、128.55まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏1月消費者物価指数・速報値が予想を下回ったが、1.1000まで上昇、ポンドドルも1.2273から1.2395まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は140.91まで下落後141.79まで反発、ポンド円は158.92まで売りに押され、オージー円は91.21まで下落後92.05まで反発、NZD円も83.08から83.85まで値を戻したが、カナダ円は96.64まで下落した。