今週は、FOMC、英中銀やECBの政策金利公表や週末には、米雇用統計の発表があり、荒れた展開に注意しておきたい。
本日の経済指標としては、NZ12月貿易収支、スイス1月KOF景気先行指数、独第4四半期GDP・速報値、ユーロ圏1月経済信頼感・消費者信頼感・確定値、米1月ダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
注目としては、独第4四半期GDPなど結果次第で一定の相場の反応がありそうだが、ただ、今週のイベントを睨むと様子見ムードも強まりそうだ。
また、月末を睨んだフローの動きが焦点となるが、こういったフローは、レベル感やテクニカルとは関係なく出てくることは、留意しておきたい。
その他では、引き続き米株価や長期金利の動向にも注視して対応したい。
戦略としては、ドル円は、総じて130円を挟んでもみ合い気味の展開が続いている。大きくブレイクするかは、127.23の安値と131.58の高値のブレイクが焦点となるが、ブレイクするまでは逆張り的スタンスとなる。本日のところは、上値は131.12をストップに売り狙い。下値は129.03を睨んで買い場探しとなる。ただ、FOMCを睨むと上昇の可能性の残り、上値は越えるケースからは、131.58を睨んで売り直せるかは不透明。ともかく売っても131.58を越えると止めて、更に132円などを睨んで売り直しとなる。一方下値は、127.55-76をストップ圏において、買い場探しとなる。
ユーロドルは、反発が1.0930でCapされて調整気味。ただ、下値も堅調な展開が続いているが、FOMCやECB理事会を控えて、ポジション調整も出易いことは留意し対応となる。それまでは、総じて1.0930をストップに1.09前後は売りを狙って、下値は1.0835-38が維持されると利食い、割れても1.080前後では利食いながらの対応。またこの位置の買いは、1.0761や1.0712をストップ、理想は1.07前後からの買い下がりとなるが、この場合のストップは、1.0634や1.06割れなどとなるが、こういった下落では1.0930を越えるまでは、反発では利食いながら対応したい。
またポンドドルも英中銀の結果が売りとなるリスクが残ること。テクニカル的には1.2436-48のダブル・トップが守られており、これを越えるまでは上値追いは厳しい。反発では、ダブル・トップをバックに売り狙いから、1.2345-が維持されると利食いも、割れるなら1.23前後では利食いで、売り回転で臨む形。また買いは出来れば1.22前後まで待つのも一考となるが、ストップは1.1839となることで、余裕を持って買い場を探すのが良さそうだ。動きが見えるか焦点だが、引き続き上値追いは避けて、押し目があれば買い場探し。
一方クロス円は、総じて堅調な流れも、比較的レンジ気味で、上値や下値追いというより、大きめの動きで、逆張り戦略を続けたい。現状は25日の安値、上値は27日の高値をストップ圏に検討したい。