昨晩の海外

昨晩の海外市場は、主だった材料が無い中、リスクバンク主催の国際シンポジウムにおいて、パウエルFRB議長から、特別金融政策に関する言及はなく、ボウマンFRB理事が「追加利上げが必要になると予想」、シュナーベルECB専務理事が「金利はさらに大きく着実に上昇する必要がある」、センテノ・ポルトガル中銀総裁から「利上げプロセスの終了に近づいている」などの発言があったが、大きな反応は見られなかった。また、今週の米消費者物価指数の発表を控え、NY株価3指数は堅調な展開で推移したが、影響は限られた。
 ドル円は131.69から米10年債利回りが、3.673%まで上昇したことで132.48まで一時値を上げるも、このレンジでの上下の展開に留まり、ユーロドルも1.0712から1.0759、ポンドドルは、1.2186から1.2110で揉み合った。
 一方クロス円では、ユーロ円は142.04までじり高、ポンド円は160.25から160.91、オージー円は91.22から90.79、NZD円は84.30から83.94、カナダ円は98.75から98.33で保合の動きに留まった。