今日の裏読み、表読み

今週は、米12月消費者物価指数が、最大の焦点となるが、直近FRBの利上げが長引くとか、早まるとか材料で思惑的に上下にブレる相場が続いており、日替わり的なことは留意しておきたい。その面では、先週の米雇用統計の良好な結果、弱いISMでドルが売られているが、反動の動きも出易いかもしれない。
 経済指標としては、豪11月住宅建設許可件数と民間住宅着工許可件数、独11月鉱工業生産、仏11月貿易収支・経常収支、ユーロ圏11月失業率、加12月景気先行指数、メキシコ12月消費者・生産者物価指数、加11月住宅建設許可件数、米12月雇用傾向指数などが発表される。
 あまり大きな材料はなく、アジア時間は東京が休場で、動意は薄いそうだが、海外では引き続き株価や米長期金利を睨んだ展開となりそうだ。
 また要人発言としては、ボスティック・アトランタ連銀総裁が予定されているが、一部にFRB要人からハト派発言も出ており、こういった面が再び見えるとドルの上値を押さえそう。

戦略としては、調整売りが深まっているが、雇用統計の買い過ぎの反動の可能性もあって、131円方向への押し目は買い下がりから、ストップは130.50割れや理想は130円割れで対応。ターゲットは、132.29-55が押さえると利食い優先となる。またこの位置の売りは、このレベルを超えると倍返し。その場は133.20-30が押さえると利食いや売りで、ストップは133.50越え、または134.11越えで対応できればベター。
ユーロドルは、反発が大きいが、1.0713越えをストップに売場探しで、ターゲットは、1.0650,割れても1.06を前に下げ渋りでは利食い優先。買いは1.0597割れをストップ、または、割れてから1.055方向への調整で買うのが理想的。ストップは1.0473割れで、買い下がりも、この場合1.06が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2148の今日の高値をストップに売り狙いから、ターゲットは1.21前後の動向次第で、割れても1.2050では利食いで、この位置の買いは1.2035のタイト・ストップ、さもなくば割れて、1.20や1.19ミドルでの買い場探しで、ストップは1.1839割れ。こういった下落では、2.0150-70が押さえると利食いを優先したい。 
一方クロス円は、総じて高値圏を維持しており若干売りづらく、金曜日の安値をバックに、買い場探しから、直近高値が抑えるなら利食いながら対応したい。