金曜日の海外市場は、米12月非農業部門雇用者数は、前月比で+22.3万人と予想の+20.0万人を上回り、失業率が3.5%と予想の3.7%より強い内容となったものの、平均時給が予想を下回ったことで、米長期金利が低下、ドル売りで反応となったが、その後発表された12月ISM非製造業指数が、景気の分水嶺となる「50」を割り込んだことで、ドルが全面安の展開となった。米10年物国債利回りは、3.752%から3.560%まで低下した。
ドル円は、アジア時間に伝わった「日銀はイールドカーブコントロールの再修正は急がない。12月決定の影響と効果を見極める」との報道で134.77まで高値を更新後、131.99まで大きく下落、ユーロドルは1.0484から1.0648まで一過性の上昇、ポンドドルも1.1839から1.2100まで値を上げた。
一方クロス円は、NY株価3指数が上昇を強めるもまちまちの展開。ユーロ円は141.45から140.30まで下落、ポンド円は160.02から158.89で上下、オージー円は90.24まで下落後90.95まで反発、NZD円は83.30から83.99まで値を上げ、カナダ円は98.97から98.10まで売りに押された。