昨晩も海外時間に円安が拡大する形。一方東京時間は、逆に円買いが出易いので、基本逆張りが良いが、本日は米雇用統計が発表されることで、結果次第で、異なる展開も想定されることは注意しておきたい。
経済指標としては、日11月毎月勤労統計調査、独11月小売売上高と製造業新規受注、英12月ハリファックス住宅価格と建設業PMI、スイス11月実質小売売上高、ユーロ圏12月経済信頼感・消費者信頼感・確定と11月小売売上高、加12月雇用統計とIvey購買部協会指数、米国では12月雇用統計とISM非製造業景況総合指数などが発表される。
個別の結果で一定の動きが出るか注目されるが、米12月雇用統計に非農業部門雇用者数に関しては、一部にダブル・カウントが指摘されていることで、過去2か月分の下方修正のリスク、直近のチャレンジャー人員削減予定数の増加が続いていることで、弱い結果となる可能性が残ることは、考慮しておきたい。
その他、引き続き株価や米長期金利に注意だが、週末もあってポジション調整の動きも留意しておきたい。
戦略としては、雇用統計の結果次第だが、一応サプライズがなければ、影響は少ないとしても、特に弱い結果はリスクとなることは留意しておきたい。
ドル円は、戻りは134.05や134.50越えをストップに売り狙い。ターゲットは、133円が維持されると利食いも、割れるなら132円ミドルで利食い、一方下値は、131.67をストップに、深押しでの買い狙いとなるが、総じて、この上下をブレイクしないなら、しっかりと利食って置きたい。
ユーロドルは、反発も1.06ミドルが重い状況。突っ込み売りは出来ないが、1.0635をストップに、1.06方向への反発では売り狙い。ターゲットは1.05を前に下げ止まりでは、しっかりと利食いたい。
ポンドドルも、下値を拡大。引き続き1.2088をストップに、1.20方向への反発で売場を探すが、ターゲットは1.1873の昨晩の安値の維持次第で利食い、割れた場合は、1.18ミドル買い下がりを検討したい。
一方クロス円は、反発からの下げが限られたが、引き続き昨日の高値をストップに売場探しから、直近安値を前に下げ止まりでは利食い、またこれをストップに買って、逆張り回転となる。