昨晩の海外市場は、12月ADP全米雇用報告が、+23.5万人と予想の+15.0万人を上回り、米11月貿易収支や週間新規失業保険申請件数、12月サービス業PMI・改定値などが、軒並み予想を上回ったことで、米10年物国債利回りが3.683%から3.778%まで上昇したこともあって、ドル買いが優勢となるも、ブラード・セントルイス連銀総裁が、「金利は2023年に十分に制限的になる」、「2023年にはインフレが緩和するだろう」と発言したことが、上値を抑えた。ただ、ジョージ・カンザス連銀総裁は「夏場まで5%の政策金利を維持すべき」と発言しており、NY株価3指数が軟調な展開となったこともあって、リスクオフ気味な展開で引けた。
ドル円は、一時134.05まで上昇後、132.95まで売りに押されたが、米10年物国債利回りが、3.698%で下げ止まったことで下値は支えられた。またユーロドルは、1.0515まで下落、ポンドドルは1.1873まで下落後1.1936に反発を限定した。
一方クロス円では、ユーロ円は141.36まで上昇後141.13まで売りに押され、ポンド円は160.04から158.51、オージー円は90.99から89.82、NZD円は83.85から82.75、カナダ円は98.86から98.092まで値を下げた。