今日の裏読み、表読み

昨晩は、クロス円を含めて、大きく円売りが拡大した。材料的は不透明感が強く、あくまで年初の円買いの巻き戻しであることは留意しておきたい。
本日の経済指標としては、中12月財新サービス業PMI、日12月消費者態度指数、独11月貿易収支、英12月サービス業PMI・改定値、ユーロ圏11月卸売物価指数、加11月貿易収支、米国では、12月チャレンジャー人員削減予定数、12月ADP雇用統計、11月貿易収支、週間新規失業保険申請件数、12月サービス業・総合PMI・改定値などが発表される。
注目としては、中国の12月財新サービス業PMIは、ゼロコロナ政策の影響が残り弱い結果、ユーロ圏11月卸売物価指数は、上げ渋りが見えるか注目される。また、米国では、週末の米雇用統計を控えて、12月チャレンジャー人員削減予定数、12月ADP雇用統計や週間新規失業保険申請件数の件数が焦点となる。一応結果は不透明だが、少なくとも週末の米非農業部門雇用者数は、過去2か月強い結果となっているが、コロナの影響でダブル・カウントが指摘されており、過去2か月分の下方修正や弱い結果がリスクとなることは、注意しておきたい。
その他、引き続き株価や米長期金利を睨んだ対応が続きそうだ。

戦略としては、ドル円は、想定外の円売りとなっており、不透明感が残るが、やはりここからは慎重に売り場探し。132.72をストップに売りから入って、ターゲットは132円が維持されると利食い。また131円ミドルまでは買い下がって、このストップは131円割れとなるが、こういった買いは同様に132.72が押さえるとしっかりと利食いながら対応したい。
ユーロドルは、年初の安値から反発も、更に追いかける状況とは見えず、1.0635をストップに売り狙いからターゲットは、1.0540-80ゾーンが維持されると利食いや買い狙いで、このストップは1.0519割れ。
ポンドドルも、1.2088をストップに早期は売り狙いからターゲットは1.1950-00の維持では利食いで、この位置の買いは1.19割れをストップに、更に買い下がりとなる。
一方クロス円は、大きな上昇となったが、ここは昨日の高値をストップに売場探し、から直近安値を前に利食いや、これをストップに買って、逆張り回転となる。