今日の裏読み、表読み

昨晩は、米長期金利の反発が続きドルは堅調な展開も、総じて動意自体は鈍い展開、本日は、材料も薄く月末に向けたフローの動きが焦点となりそうだ。
経済指標としては、ユーロ圏11月マネーサプライM3と11月家計向け融資伸び率・非金融向け融資伸び率、米週間新規失業保険申請件数ぐらいしか材料がなく、米週間新規失業保険申請件数の結果次第で、若干動いてもサプライズがなければ影響は限られそう。
その他本日も米7年物国債の入札が実施されるが、直近入札に絡めて米長期金利の反騰が続いており、この点がドル買いや株安を招くか注目して対応したい。

戦略としては、ドル円は、じり高が続いているが、そろそろ上値追いも厳しいレベル。早期は134.50が押さえると売りから入っても、押し目は買い場探し。まず、133.40をストップに買い下がるが、上値は134.50が押さえると利食い、超えても135円ではしっかりと利食いたい。また割れるケースでは、ストップを132.30割れに置いて慎重に買い下がりたい。
ユーロドルは、昨日は1.0673まで上昇も、揉み合い傾向が続いている。今日も直近レンジの1.0573から1.0673の中での逆張りを基本とするが、ブレイクがあっても逆張りを継続、上値は1.0736をストップ、下値は1.0528をストップにして、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。
ポンドドルは、一時1.2126まで反発も、更なる展開とならず、引き続き下値が1.1993-03が維持されると押し目買いからも、割れるケースからは、1.19ミドルなどから買い場探し。上値は1.2126や1.2148をストップに売場探しとなる。
一方クロス円は、一定の反発が示現しているが、上値追いは避けて、早期は昨日の高値をバックに売り狙いから、下落があれば慎重に直近安値をバックに買い下がっても反発ではしっかりと利食い優先。ギャップが残る位置としては、ユーロ円は141円前後、ポンド円は160円前後が維持されると堅調が続きそう