昨晩の海外市場は、米7-9月期GDP・確定値が大幅に上方修正され、個人消費やコアPCEも予想より強い内容だったこと、週間新規失業保険申請件数が予想より改善したことで、FRBの金融引き締めが続くとの思惑からドルが堅調な推移となった。ただ、その後発表された米11月景気先行指標総合指数は、予想より悪化しており、更にドル買いを強める展開とはなっていない。
ドル円は、米10年物国債利回りが3.688%まで上昇したことから一時132.72まで値を上げ、ユーロドルは、デギンドスECB副総裁が「0.5%の利上げ幅、短期的には新しい標準になる可能性」と述べたこともあり、1.0659までは反発後1.0573までじり安、ポンドドルは、英景気の悪化懸念が上値を抑え1.1993まで売りに押された。
一方クロス円は、NY株価3指数が軟調な展開となったころで売りが優勢。ユーロ円が140.66から140.04、ポンド円は160.25から158.81、オージー円が88.08、NZD円は82.54、カナダ円は96.74まで下落した。