昨晩は、一時の円高も一服気味。総じてクリスマス・ムードがそろそろ高まってきており、動意に欠ける状況が続くか注目して対応したい。
本日の金融政策としては、トルコ中銀が政策金利を公表する。一応中銀自体が当面現状の金利を維持する姿勢を示しており、同様の判断が継続するなら、影響は限られそうだ。
経済指標としては、日本の週間対外対内証券売買契約等の状況と10月景気先行指数・改定値、英第3四半期経常収支とGDP・改定値、米国では、第3四半期GDPと個人消費・確定値、週間新規失業保険申請件数、11月シカゴ地区連銀全米活動指数、11月景気先行指標総合指数と12月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
注目として、英米の第3四半期GDPの改定値は、前回や予想比での強弱次第となる。加えて米国では、昨日のコンファレンス・ボードの消費者信頼感指数が予想より強かったが、直近の景気指数は、あまり強いとはいえず、本日の景況指数や週間新規失業保険申請件数などが弱い結果となるなら、一定のドル売りとなるリスクは考慮しておきたい。
その他、米株価や長期金利を睨んだ展開は引き続きとなる。
戦略としては、ドル円は下落も一服気味となっており、追いかけて円を買うのは避けたい。ただ、それでも上値はやれやれの売りが出易そう。下値は引き続き直近安値となる130.58や昨晩の安値となる131.50を睨んで、押し目買いも上値は132.53が押さえると利食い、超えても133円前後は利食い優先から、133.70をストップに売り場も探して、下げが甘ければ利食いながら回転させたい。
ユーロドルも、揉み合い気味の展開が続いている。直近レンジの1.0576から1.0663の中での逆張りを基本として、もしブレイクがあっても、上値は1.0736をストップに売り直し、利食いは前述のレンジの上限が維持されると利食い、下値は1.0489をストップに買い直しから、レンジの下限が上値を押さえると利食いとなる。
ポンドドルは、下値を1.2055まで拡大。戻りが重くなりそうで、突っ込みは避けなければならないが、反発では1.2223-42をストップに売場さがしから、ターゲットは、1.20ミドルの維持では利食い優先。買いはこういった位置から順次買い下がりとなる。ストップは1.19割れが理想的。
一方クロス円は、昨日は堅調を維持しており、直近安値をバックに、押し目買い場を探しながらも、反発ではしっかりと利食いながら、大きめの戻りでは売り場を探して、ストップは一昨日の落ち始めた位置。ただ、下げが甘ければ、しっかりと利食いながら対応したい。