昨晩の海外

昨晩の海外市場は、大きな材料のない中、デギンドスECB副総裁の「これまでの利上げは不十分」とのタカ派発言、独12月ifo企業景況感指数が予想を上回り、一時ドル売りを強めるも、NY市場では米長期金利が上昇、NY株価3指数が軟調な展開を続け、ドルの買い戻しが優勢となった。ただ、手掛かり難もあって大きな展開とはなっていない。尚、米12月NAHB住宅市場指数は、予想を下回ったが反応は見えていない。
 ドル円は、週末に「政府内の一部で政府と日銀が定めた共同声明の見直し論が浮上」との話で136.76まで下落後、松野官房長官がこれを否定、また米10年物国債利回りが3.601%まで反発したことで137.16まで反発、ユーロドルは、1.0658まで反発後1.0576まで一時売りに押され、ポンドドルも1.2242から1.2121まで下落した。 
 一方クロス円は、ドル円の反発から堅調な展開。ユーロ円が145.49、ポンド円が166.91、オージー円は91.97、NZD円は87.35、カナダ円は100.46まで反発した。