昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が予想より良い結果となるも、11月小売売上高や12月NY連銀製造業景気指数が、大幅に悪化したことで米経済の先行きに対する不安から、NY株価3指数が大きく下落し、リスクオフのドル買いが強まった。米10年物国債利回りは、3.523%から3.428%まで低下した。
ドル円は、136.18まで下落後138.187で反発、ユーロドルは、欧州中央銀行が、政策金利を0.50%引き上げ、声明で「一段の金利上昇を見込む」、ラガルド総裁が「一定期間0.50%のペースで利上げを実施する」としたことで、6月9日以来の1.0735まで一時上昇したが、欧州株の大幅調整もあって1.0592まで売りに押され、ポンドドルも、英中銀が0.50%の利上げ発表、また議事録では、「さらなる利上げが必要になる可能性」とした一方で、景気減速に警戒感を示したこと、対ユーロでのポンド売りを伴い1.2157まで下落した。尚ユーロポンドは0.8729まで上昇した。
一方クロス円は、欧州クロスの影響もあってまちまちの動き。ユーロ円が146.73まで反発、ポンド円は168.84から167.63まで下落、オージー円が、対NZドルの売りの影響で92.16まで値を下げ、NZD円は86.88から87.62まで反発、カナダ円も100.10から101.15まで買い戻された。またAUD/NZDは、1.0553まで下落した。