昨晩は、FOMCの結果を受けて、荒れた展開となったが、本日も金融政策会合の結果発表が目白押しで、引き続き荒れた動きに注意して対応したい。
金融政策としては、中国中期貸出制度1年物金利公表、スイス国立銀行、ノルゲバンク、英中銀、欧州中央銀行、メキシコ中銀が政策金利を公表する。
中国を除いて総じて利上げが想定されるが、ただ、FOMCが利上げ幅の縮小を発表、出遅れ感はあるが、一部今後の利上げペースの縮小などが示唆された場合、一定の織り込みの反動の動きが出る可能性は留意しておきたい。
経済指標としては、日本の11月通関ベース貿易統計と10月第三次産業活動指数、豪11月雇用統計、中国の11月住宅価格指数と11月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、独11月卸売物価指数、仏11月消費者物価指数・改定値と12月企業景況感指数、加11月住宅着工件数、米国では、11月小売売上高、12月NY連銀製造業景気指数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、11月鉱工業生産・設備稼働率、10月企業在庫などが発表される。
結果の強弱次第も、注目は小売売上高を中心とした米経済指標で、景況感の強弱次第で、米長期金利やドルが一定の動きを示す可能性に注意しておきたい。ただ、FOMC後であることもあって、サプライズが無ければ反応が限定される可能性は考慮しておきたい。
戦略としては、ドル円は、FOMCの結果でも136円を越えられず、上値の重い状況が続いている。一応下値は直近安値の133.63は守られるとしても、大きめの反発では、きっちりと売っておきたい。本日は一応135-136円レンジを基本とするが、5-10日要因もあって、突っ込み売りは推奨されない。慎重に仲値に向けての上昇で売場探しとなるが、136円越えをストップまたは、136円台まで売り上がるなら、ストップは137円越えとしたい。ただ、ターゲットは134.50前後を前に下げ渋りでは利食い優先。また買いはこういった維持からストップは134.50割れ。また割れるなら134円前後は、133.63をストップに買いを検討したい。
ユーロドルは、底堅い展開も、ECB理事会後の失望や織り込み売りに注意しておきたい。反発を睨みながら1.0787をストップに売り上がり場を探したい。ただ、ターゲットは1.06が支えると買い戻しで、割れても1.05ミドルではしっかりと利食い、この位置では買いを検討して、この場合のストップは1.0489割れとしたい。
ポンドドルも、英中銀を睨んで、まず上げ渋るなら1.2446をストップに売りを検討するか。超える動きがあれば、1.2518をストップに売場探し。ターゲットは、サポートの1.2380前後の動向次第。割れて1.23ミドルから1.23ではしっかりと利食いで、この位置の買いは、1.2241割れをストップに検討したい。
一方クロス円は、昨晩戻り歩調となっているが、株価次第の面はあるとしても、慎重にここからの上昇では売場を探して、直近高値をストップ、ターゲットは、一昨日の安値圏の維持ではしっかりと利食いで、また買いはこの維持を確認して対応したい。