昨晩の海外


 昨晩の海外市場は、FOMCの結果を受けて荒れた展開となった。注目のFOMCでは、0.50%の利上げ発表され、これは織り込みの範囲となるも、2023年のFF金利見通しが5.10%と市場予想を上回り、声明で「目標誘導レンジの継続的な引き上げが適切になると予想する」、パウエルFRB議長の記者会見の発言でも、「我々にはまだやるべきことがある」と更なる利上げを示唆したことで、一時ドル買いを強めたが、同時に「直近の物価指数の低下は好感される」、「FOMCの2023年予想金利がピーク金利を意味する」と発言したことで、ドルが再度売り直された。米10年物国債利回りは、3.558%まで反発後3.461%まで低下した。
 ドル円は、134.54まで下落後、135.99まで一時反発も、その後135円割れまで押される展開。ユーロドルは、1.0619まで下落後1.0695、ポンドドルも1.2337まで下落後1.2446まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は144.58、ポンド円は168.24まで反発、オージー円は一時92.32まで値を下げ、NZD円は86.78から87.28、カナダ円は100.08から99.31で上下した。