昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、米長期金利の上昇や株価3指数の大幅反発を受けて、円が軟調な推移となった。米10年物国債利回りは、10年債の入札後に3.630%まで上昇した。またNY連銀は、1年先の期待インフレ率が1年3か月ぶりに低下したと発表、イエレン財務長官が「2023年末までにインフレは大幅に鈍化」と発言したが、影響は限られた。尚一部に「いつまで利上げをすべきか、FRB内で意見が分かれている」との報道も出ている。
ドル円は、137.85までじり高、ユーロドルは、1.0580まで反発と1.0511まで再下落、ポンドドルは、10月月次GDPが、3カ月ぶりに強い結果となったこともあって1.2299まで上昇後、1.2241まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が145.09、ポンド円は169.03まで反発、オージー円は92.53まで下落後92.92、NZD円は87.90まで買い戻され、カナダ円は、原油価格の7日ぶりの反発もあって、100.00を安値に101.05まで上昇した。