昨晩の海外

昨晩の海外市場は、大きな材料が薄い中、米11月WPIやCPIの発表を控えて、ショートカバー優勢で米長期金利が低下を強めたことで、ドル売りが優勢となった。
 米10年物国債利回りは3.557%から3.404%まで低下した。また中国のゼロコロナ政策の緩和を受けて上昇してスタートしたNY株価3指数は、来年のスタフグレーション懸念が上値を抑えたが、為替市場ではリスクオフのドル買いは強まっていない。
 ドル円は、アジアの高値137.86から136.22まで下落、ユーロドルは、1.0443から1.0550まで一時反発したが、プーチン大統領が「世界で核戦争のリスクが上昇しつつある」と発言したことが重しとった。またポンドドルは、1.2235まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は144.58から143.26、ポンド円は167.42から166.31まで下落、オージー円が91.65は、NZD円は86.56まで値を下げ、カナダ円は、カナダ銀行が利上げ幅をもとに戻したことで、100.60まで反発後99.83まで売りに押された。