本日の裏読み、表読み

昨晩も米中間選挙後のあく抜け期待から、NY株価の上昇が続いたことでリスクオンの動きとなった。一応本日アジア時間午後には、米中間選挙の態勢が明らかになると見られるが、結果がどうあれ、逆に噂で買って事実売りが出るリスクが残り、その場合ドルに一定の買い戻しが入るか注目したい。
本日の経済指標としては、日本の9月国際収支と10月景気ウオッチャー調査、中国の10月消費者・生産者物価指数、加10月景気先行指数、米国ではMBA住宅ローン申請指数、9月卸売売上高・卸売在庫などが発表される。
木曜日の米10月消費者物価指数の発表を前に、あまり大きな指標もなく、経済指標に対する反応は限定されるだろうが、日本の国際収支などに改善が見えた場合、一定の円買いが出るリスクが残っていることは留意しておきたい。
その他要人発言、10年物国債入札に絡めた米長期金利や株価の動向次第の展開が続く可能性で対応したい。

戦略としては、ドル円は、案外弱い状況。今までのように、単純に円売りが良い状況ではないようで、確かに押し目は買っても、しっかりと反発では利食いや売り狙い。上値は146.55や146.93をストップに売り場を探して、下値は145.10-30が守られると利食い優先から、買いのストップは145円割れで対応したい。また、もし、145円を割れると大きめのストップが出る可能性は留意しておきたい。
ユーロドルは、昨日も堅調な展開となったが、株価の動き次第の面があり、上値追いは避けたい。ただ、トレンドの転換が示唆されることで、しっかりと押し目は買い狙い。下値はパリティ近辺は維持を確認しながら、0.9971をストップ、更なる調整では0.99や0.98割れを順次見ながら、下げ止まりを確認しながら対応したい。一方売りは1.00966の昨日の高値が抑えると売りからも、超えるなら0.0198をバックに売り場探しとなるが、押しが甘ければ買い戻しながら対応したい。
ポンドドルも同様で、早期は1.1600,または1.1624や1.1645をバックに売り場探しから、押し目は1.15割れからは利食いで、この位置の買いは、1.1430をストップ、更なる調整では1.14から買い下がりもストップは1.1290割れとなる。
一方クロス円は、引き続き上値追いは避けて、直近の戻り高値や安値を睨んで、動きが出るケースから逆張りで、引き続き上げや下げが甘ければ買い戻しや売り戻しながら対応したい。