昨晩は、株価につれたリスクオンの動きとなったが、本日は米中間選挙が実施される。態勢の結果明らかになるのは、翌日のアジア時間となることで、本日のところは影響が少ないと見られるが、ただ、直近の株価の反発が共和との圧勝を織り込んでいるなら、一定の利食いに押される展開も想定して対応したい。
本日の金融政策としては、日銀金融政策決定会合における主な意見、10月外貨準備高や7-9月分の日次ベース外国為替平衡操作実施状況が公表される。「主な意見」の影響は少ないと見られるが、直近YCCのターゲット変更など黒田総裁の発言に変化が見えており、何かサプライズがあるなら注意。また、10月外貨準備高や外国為替平衡操作では、覆面介入も、一定の介入額が示されており、想定以上の介入が行われていない場合、相場の反応は見えないが、こちらもサプライズがあれば注意となる。
経済指標としては、豪11月ウエストパック消費者信頼感指数と10月NAB企業景況感・企業信頼感指数、日本の9月全世帯家計調査・毎月勤労統計調査と景気先行指数・速報値、英10月BRC小売売上高調査、仏9月国際収支、ユーロ圏9月小売売上高、米10月NFIB中小企業楽観度指数などが公表される。
大きな注目はないが、ユーロ圏9月小売売上高の強弱が一定の反応につながる可能性が残ることは、留意しておきたい。
その他米3年物国債の入札が実施される。米長期金利の動きは引き続き注目となるが、アストロ的には満月で、皆既月食と惑星食が同時に発生する。直近アストロに影響は少ないが、為替・米国債重要変化日となっており、米長期金利に低下傾向が見えた場合、変な円の買い戻しが出るリスクも残っていることは注意したい。
戦略としては、ドル円は、昨日の安値146.09をストップに、早期は押し目買いから入っても、上値は147.57の戻り高値が抑えると利食い、これをストップに売場探しの逆張りを基本としたい。
ユーロドルは、昨日の早朝の売りからは、大きな反発となったが、株価の動き次第の面があり、上値追いは避けたい。ただ、トレンドの転換が示唆されることで、しっかりと押し目は買い狙い。ストップは、理想は昨日の安値0.9730だが、若干深いことで、0.99割れなどをバックに買い場を探して、ターゲットは昨日の高値1.0034を睨んで抑えられると利食い。越えても0.9976や0.0198をバックに利食いや売り場探しとなるが、押しが甘ければ買い戻しながら対応したい。
ポンドドルも同様で、早期は1.1290をバックに押し目買いから、1.1542が押さえると利食い、売りは1.1624や1.1646をバックに検討したい。
一方クロス円は、大きめの反発となっているが、上値追いは厳しい。金曜日の安値をバックに、買い場を探しても、直近戻り高値を睨んで、超えないなら利食い。また超えても順次売り場を探しながら、下げが甘ければ買い戻しながら対応したい。