昨晩の海外

昨晩の海外市場は、FOMCの結果やパウエルFRB議長の発言を受けて乱高下。
 注目のFOMCでは、0.75%の利上げが発表されたが、予想通りの結果も声明文では「将来の利上げペースを決めるにあたって、金融政策が経済活動やインフレに影響を与えるラグを考慮」との文言が追加されたことで、今後利上げ幅縮小されるとの見通しからドル売りや株買いが強まるも、パウエルFRB議長の会見で、「早ければ次回会合で利上げペースを緩める可能性:が示唆されるも、「最終的な金利水準は従来の想定よりも高くなる」、「利上げ停止を考えるのは非常に時期尚早」と発言したことで、一転ドルの買い戻しや株の売りにつながった。米10年物国債利回りは、3.976%まで低下後、4.105%まで上昇を拡大した。
 ドル円は、145.68まで急落後、147.97まで反発、ユーロドルは0.9976まで上昇後0.9811、ポンドドルも1.1565まで反発後1.1386まで売りに押された。
 一方クロス円では、リスクオフ的な売りが優勢。ユーロ円が145.04、ポンド円は168.29、オージー円は93.88、NZD円は85.97、カナダ円は107.47まで値を下げた。