昨晩の海外市場は、FOMCを控えて、理事会は積極的な利上げを続けるとの思惑から米長期金利が高止まり、NY株価3指数が軟調に推移したことから、ドルの買戻しが優勢となった。米10月シカゴ購買部協会景気指数は、予想を下回ったが影響は限られ、米10年物国債利回りは、米財務省が10-12月期の国債発行額を引き上げたこともあって、4.112%まで上昇した。
ドル円は 財務省が発表した10月の為替介入額が、6兆3499億円と過去最大規模の円買い介入が実施されたことが発表されたが、円買いの動きは見えず、148.85までじり高、ユーロドルは、ユーロ圏7-9月期GDPや10月消費者物価指数・速報値が、予想を上回ったが、0.9873まで下落、ポンドドルもスナク首相とハント財務相が増税不可避との見解を示したことが嫌気されて1.1461まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が147.75から146.71、ポンド円は171.75から170.34まで下落、オージー円は94.71から95.14、NZD円は85.92から86.51で揉み合い、カナダ円は109.20までじり高となった。