昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ECB理事会で、予想通り0.75%の利上げが発表されたが、ラガルドECB総裁が会見で「経済見通しのリスクは明らかに下方向」、「信頼感を示す指標は急速に低下」と弱気な発言をしたこともあって、ドルの買戻しが優勢となった。また米7-9月期GDPと個人消費の速報値が予想を上回ったが、PCEコア指数や9月耐久財受注額が予想を下回ったことで、米10年物国債利回りが、3.913%まで低下するもドル売りは限られた。一方株価面deha,NYダウが続投するも、ナスダックやS&Pがハイテク企業の決算の影響で続落したことも、リスクオフの動きにつながった。
 ドル円は146.93まで反発後145.66まで一時売りに押されたが、下値は支えられた。またユーロドルは、1.0044まで反発後0.9958まで下落、ポンドドルは、1.1546から1.1645で上下に振れた。
 一方クロス円では、ユーロ円が147.42から145.66、ポンド円は170.02から168.79、オージー円は94.81から94.24まで売りに押され、NZD円は84.83から85.60まで反発、カナダ円も107.11から108.08まで買い戻された。