昨晩の海外

昨晩の海外市場は、カナダ銀行の利上げ幅が、0.50%に留まったことで、先週末から米FOMCでの利上げペースが減速するとの見方が後押しされて、米10年物国債利回りが、3.997%まで低下したことで、直近のドル売りが続いた。尚米9月新築住宅販売件数が予想を上回ったが、相場の反応は限られた。
 ドル円は、126.22まで下落、ユーロドルは、1.0089まで上昇、ポンドドルは、英政府が31日に予定していた中期財政計画の発表を11月17日に延期を発表したが悪影響は限られ。1.1639まで買い戻された。
 一方クロス円は、一時上昇を強めたNY株価3指数が、ハイテク株の下落で値を消したことから揉み合いの展開。ユーロ円が146.96から147.63、ポンド円も170.60から169.56、オージー円は94.68から95.38、NZD円は85.01から85.59で上下、カナダ円は、マックレム・カナダ銀行総裁が、「BOCは金融引き締め終了に近づきつつある」、「高い金利が成長の重しになり始めている」と発言したことで、107.35まで売りに押された。