昨晩の海外市場は、米10月製造業・サービス業PMIの速報値が予想を下回ったことで、4.287%まで上昇していた米10年物国債利回りが4.188%まで低下、NY株価3指数が堅調に続投したが、リスクオンのドル売りは限られた。尚、金融機関の手元資金の総量を示す日銀当座預金残高から21日の為替介入額が、5兆3800億円から5兆4800億円規模にのぼった可能性があると推計されるとの報道、イエレン財務長官が「為替介入の情報は得ていない。日本から知らされていない」と述べたが、影響は見えていない。
ドル円は、149.46から政府・日銀による介入への思惑もあり、一時148.29まで急落したが、その後は149.24から148.65で揉み合いとなり、ユーロドルは、弱い欧州各国のPMIを受けて、0.9807まで下落後0.9893まで反発、ポンドドルは、英保守党選で、無投票でスナーク元財務相が首相となることが決定したが一定の織り込みとなり、予想を大幅に下回る英10月製造業・サービス業PMIの速報値もあり、1.1268までじり安となった。
一方クロス円では、ユーロ円は147.18まで上昇、ポンド円は167.58まで下落、オージー円が93.59、NZD円が84.40、カナダ円は108.22まで利食いに押された。