昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や9月景気先行指標総合指数が予想を下回ったが、米新規失業保険申請件数や9月中古住宅販売件数が市場予想より強い結果とったこと、 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が「年末までに金利は4%を大きく上回る」、クックFRB理事が「インフレは依然として容認できないほど高い」と発言したことなどから米長期金利が上昇を強め、ドル相場を支えた。米10年物国債利回りは、4.243%まで上昇した。またNY株価3指数は、米企業決算にからめて反発スタートも、長期金利の上昇が上値を抑え、NY午後のリスクオフのドル買いにつながって。
 ドル円は、32年ぶりの高値となる150.08まで上昇後、149.56まで売りに押されるも、その後150.25まで高値を更新、ユーロドルは、0.9845まで上昇後0.9773まで売りに押され、ポンドドルは、1.1172の安値からトラス首相の辞任表明を受けて1.1336まで一時買い戻されたが、その後は1.1202までじり安となった。
 一方クロス円では、ユーロ円が147.30、ポンド円は169.73、オージー円は95.16、NZD円が85.96、カナダ円は109.68まで一時上昇後は利食いに押された。