昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米株価3指数が早々と利食いに押され、米長期金利が上昇幅を広げたことで、ドル買いが優勢となった。米9月住宅着工件数や建設許可件数は強弱まちまちな結果となり影響は限られたが、米10年物国債利回りは、2008年10月以来の4.134%まで上昇した。またNY午後に発表されたベージュブックでは、引き続き良好な米雇用環境やインフレの高止まりが示されたが、相場の反応は見えなかった。 
 ドル円は、149.90までじり高、ユーロドルは、ユーロ圏9月消費者物価指数・改定値が予想を下回り、次回ECB理事会での利上げ幅が0.50%程度に留まるとの見方もあって、0.9757まで値を下げ、ポンドドルは、英9月消費者物価指数が上振れことによるスタフグレーション懸念、ブレイバーマン内務相の辞任報道によるトラス首相に対する不信感から1.1185まで一時売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は146.08、ポンド円は167.63、オージー円は93.70まで下落、NZD円が84.68から85.24、カナダ円も108.41から108.96で上下の動きに留まった。