昨晩の海外市場は、米9月鉱工業生産指数は予想を上回ったが、10月NAHB住宅市場指数は予想を下回り、米10年物国債利回りが3.963%から4.064%の安値圏で上下し、円の軟調が続くも総じて相場は揉み合いに留まった。
ドル円は、ロンドン初動に149.29まで上昇後、大口の売りに148.19まで一時急落、政府・日銀の覆面介入の思惑もあったが、その点は明らかとなっていない。ただ押し目買い意欲が続き149.38まで高値を更新した。またユーロドルは、独10月ZEW景況感指数が市場予想より強い結果となったが、影響は限られ0.9813から0.9876で上下、ポンドドルは、英中銀が国債の売却を11月1日から再開すると発表したことで、1.1255まで下落後1.1347を戻り高値として、このレンジで揉み合った。
一方クロス円も一時の下落からはNY株価3指数が堅調に上昇したことで、安値から反発した。ユーロ円が145.87まで下落後147.18、ポンド円は167.60まで下落後168.99まで反発、オージー円は、93.16から94.42、NZD円は84.07から85.26、カナダ円は107.80から108.78まで一時反発した。