昨晩の海外市は、国際通貨基金「2023年の世界成長率予測を前回の2.9%から2.7%に引き下げ」、「世界経済の約3分の1は来年縮小する恐れがある」としたこと、
NY連銀が発表した9月消費者期待調査で、「1年先のインフレ期待が5.4%と前回の5.7%から低下、1年ぶりの低水準を記録」したことで、米10年物国債利回りが、3.867%まで低下しドル売りが優勢となった。ただ、NY午後にNY株価3指数が上げ渋ったこと、ベイリー英中銀総裁が、「年金団体からは少なくとも今月末までの継続を求められていた超長期債の購入を予定通り14日で終了する」としたことで、リスクオフのドル買いが強まる形で引けた。
ドル円は、145.43まで下落後145.90まで反発した。またユーロドルは、0.9775まで反発後0.9694まで売りに押され、ポンドドルは、緊急措置オペに物価連動国債も対象に加えると発表したことで1.1180まで上昇後、1.0953まで下値を拡大した。
一方クロス円では、ユーロ円が142.20まで一時反発、ポンド円は162.67まで反発後159.72まで下値を拡大。オージー円は92.34、NZD円は82.30、カナダ円は106.12まで反発後利食いに押された。