今日の裏読み、表読み

本日の経済指標としては、英9月BRC小売売上高調査、豪10月ウエストパック消費者信頼感指数、日本の8月国際収支と9景気ウオッチャー調査、豪9月NAB企業景況感・信頼感指数、英9月雇用統計、米9月NIFB中小企業楽観度指数などが発表されるが、日本の貿易収支も、悪い結果はある程度織り込み、英雇用統計は強弱次第も、悪い結果の方がリスクとなりそう。
 要人発言の機会も多いが、英中銀要人が、ポンド暴落に関して、一定の発言があるか焦点。IMF世界経済見通しでは、弱い結果が株価の圧迫要因、米3年も国債入札を受けた米長期金利の動向にも注意を払っておきたい。

為替の戦略としては、ドル円は、145.90の直近高値に迫る動き。警戒感で相場が動きづらくなっているが、海外時間に財務省・日銀に介入権がないことで、仕掛けるのはやはりロンドン勢であり、欧州時間などのこういった動きに大注意となる。その場合安易に売らず、しっかりと上げ渋りを待ちたい。一方買いは、介入がない前提では、引き続き深めの押し目があれば買い場を探したい。
 ユーロドルは、再調整となっているが、ここからは2番底期待で、直近安値をバックに慎重に買い場探し。ただ、戻りは重く、しっかりと反発では利食いや売り狙いとなる。売りのストップは0.9927やパリティ越え。またポンドドルも同様だが、売りのストップは1.1226や1.1379となる。
一方クロス円は、軟調な株価にリスクオフの展開。戻り売りが中心で、買いは深押を待ちたい。