昨晩の海外市場は、米9月製造業PMI・改定値は予想を上回ったが、9月ISM製造業景気指数が、50.9と予想の52.2を下回り、2年はぶりの低水準となったことで、米10年物国債利回りが、3.567%まで低下、ドル売りが優勢となった。尚WSJが、「国際連合の補助機関である国連貿易開発会議が、FRBや他の中央銀行に利上げ停止を要請」と報じているが反応は見えていない。
ドル円は、144.16まで一時下落も、その後144.79まで反発、ユーロドルは、総じて弱いユーロ圏各国の製造業PMI・改定値やクレディ・スイスの破綻リスクに対する噂で0.9753まで下落後、0.9845まで買い戻され、ポンドドルは、英政府が、高所得者の所得税最高税率の引き下げの撤回を発表したことで、1.1335まで反発した。尚ドルスイスは、クレディ・スイスのクレジット・デフォルト・スワップのスプレッドが急拡大、同社株が約10%下落したことで、0.9950まで上昇した。
一方クロス円では、NY株価3指数が、3日ぶりに大幅に反発したことで、堅調な動き。ユーロ円は142.47から141.37まで一時値を下げたが、このレンジでの動き、ポンド円は163.85までじり高、オージー円は94.36、NZD円は82.82、カナダ円は106.23まで買い戻された。