昨晩の海外

昨晩の海外市場は、まちまちの展開。米経済指標としては、6月S&P/ケース・シラー住宅価格指数や6月・四半期住宅価格指数が、予想を下回ったがプラス圏を維持し、7月JOLTS求人件数や8月消費者信頼感指数が、強い結果となったことがドルを支えた。尚、ウィリアムズNY連銀総裁は、「FRBはインフレ抑制のため政策金利を3.50%まで引き上げる必要」、「引き締め的な政策は2023年を通じて維持、利下げに転じるまではしばらくかかる」と述べている。
 ドル円は、米10年物国債利回りが3.153%まで上昇したことで、139.07まで一時上値を拡大、ユーロドルは、独8月消費者物価指数・速報値が強い結果となったこと、クノット・オランダ中銀総裁が「0.75%利上げに傾いている」、ミュラー・エストニア中銀総裁が「ECBは9月理事会で0.75%の利上げについて議論するべき」、ウンシュ・ベルギー中銀総裁が「金利を制限的な水準に迅速に引き上げる必要」と述べたことから1.0055まで買い戻されたが、ポンドドルは、対ユーロでの売りで、1.1761から1.1622まで下落した。
 一方クロス円は、まちまちの動きもNY株価3指数が、3日続落となったことで、総じて売りが優勢。ユーロ円は139.21まで反発したが、ポンド円は162.36を高値に161.49まで下落、オージー円が96.21から94.99.12、NZD円は85.67から85.01、カナダ円は106.67から105.80まで売りに押された。