昨晩の海外

金曜日の海外市場は、主だった経済指標の発表のない中、米長期金利の上昇を受けたドル買いが継続した。米10年物国債利回りは、来週のカンザス連銀金融シンポジウムを控えて、FRB要人からタカ派発言が続き、2.998%まで上昇した。本日もバーキン・リッチモンド連銀総裁が、「FRBはインフレを目標の2%に回帰させるため、あらゆる措置を講じる」と述ベている。
 ドル円は137.23まで反発、ユーロドルは、ロシア国営のガスプロムが、ノルドストリーム1を、8月31日から9月2日まで、点検のためガス供給を停止すると発表したこともあり、1.0032までじり安、ポンドドルは、1.1792まで一時値を下げた。
 一方クロス円は、米株価3指数が軟調な展開となったことで、売りが優勢。ユーロ円は137.97から137.30、ポンド円は162.84から161.64、オージー円は94.56から94.01まで値を下げ、NZD円は、対豪ドルでの売りもあって84.44までじり安、カナダ円は、原油価格の反発を受けて、105.62まで値を回復した。