昨晩の海外

昨晩の海外市場は、注目の米7月小売売上高が前月比変わらずに留まったが、自動車を除く売上高が市場予想を上回ったことで、米長期金利が上昇。一時ドル買いを強めたが、FOMC議事録では、「利上げの継続が適切」としながらも、「ある時点で利上げのペースを減速する」との見解が示されたことで、ドル買いは限定された。米10年物国債利回りは、2.804%から2.919%まで上昇した。また、米株価3指数は、米長期金利の上昇や米ターゲットの弱い決算などを受けて反落して終了したが、為替市場に影響は見えなかった。
 ドル円は135.50まで一時上昇、ユーロドルは、1.0146から1.0203まで値を回復、ポンドドルは、 ポンドドルは、1982年以来40年ぶりの2ケタ水準となった英7月消費者物価指数を受けて、スタグフレーションへの警戒感が高まったことで、1.2028まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は137.88まで一時反発、ポンド円は163.67まで反発後162.63まで値を下げ、オージー円は93.56、NZD円は84.69まで売りに押され、カナダ円は、原油価格の反発もあって104.51から104.96で上下の動きに留まった。