昨晩の海外市場は、大きな材料に薄く、FOMCを控えて様子見ムードが残る中、円が軟調な動きとなった。米6月シカゴ連銀製造業指数は、2か月連続悪化したが、影響は見えなかった。
ドル円は、米10年物国債利回りが、2.772%から2.845%まで上昇したことで、136.79まで反発、ユーロドルは、独7月ifo企業景況感指数が予想より弱い結果となったことで1.0179まで下落後、ロシア大統領府が「ロシアは欧州向けガス供給の遮断に関心はない」、「ロシアは、ノルドストリーム1経由で可能な限りのガスを供給する」と見解を示したことで1.0258まで反発したが、その後ガスプロム社が「ノルドストリーム1経由のガス供給を27日から日量3300万立方メートルに減少させる予定」としたことで、1.0203まで失速したが、このレンジで揉み合い、ポンドドルは、1.1963を安値に1.2087まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は140.07、ポンド円は165.09、オージー円は95.19、NZD円は85.77、カナダ円は106.50まで値を回復した。