昨晩の海外

昨晩の海外市場は、日銀金融政策決定会合やECB理事会、来週のFOMCを控えて、積極的な動きは限られたが、米長期金利の高止まりもあって、ドルは堅調な動きを維持した。
 米10年物国債利回りは、2.945%から3.041%まで上昇、米MBA住宅ローン申請件数が22年ぶりの低水準、6月中古住宅販売件数やユーロ圏7月消費者信頼感指数・速報値が、市場予想を下回ったが反応は限られた。
 ドル円は、137.90から138.33で揉み合い、ユーロドルは、ドラギ首相が「連立政権は再建可能」と発言したが、1.0253で反発が限定され、一部報道で「イタリアでは複数の政党がドラギ首相を支持することを拒否した」と伝わり、1.0156まで売りに押され、ポンドドルは、英6月消費者物価指数が40年ぶりの水準まで上昇も1.1954まで下落した。
 一方クロス円では、NY株価3指数が堅調となるも、ユーロ円は141.94から140.42、ポンド円は166.20から165.15、オージー円は95.77から95.03、NZD円は86.59から85.97まで値を下げ、カナダ円は107.54まで今年の高値を更新着、加6月消費者物価指数が、市場予想を下回る結果となったことで106.99まで売りに押された。