今日の裏読み、表読み

昨晩も今週や来週のイベントを控えて、ポジションの巻き戻しが優勢となったが、本日も大きな材料がないことで、株価や米長期金利の動向次第で、調整的な展開が続きそうだ。
 金融政策としては、中国人民銀行が、貸出基礎金利を公表するが、据え置きが想定されることで影響はなさそう。
 経済指標としては、豪6月先行指数、英6月消費者・小売物価指数、独6月生産者物価指数、ユーロ圏5月経常収支、 加6月消費者・生産者物価指数と鉱工業製品・原料価格指数。米国では、MBA住宅ローン申請指数と6月中古住宅販売件数、ユーロ圏7月消費者信頼感・速報値などが発表される。
 英国やユーロ圏、カナダなどの物価指数は、結果次第で一定の動きを示す見通し、ただ、ユーロ圏5月経常収支、米30年物住宅ローン金利や中古住宅販売件数など悪い数字が出た場合、リスクオフにつながり易い。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、今日も5-10日となることで、仲値に向けて円売りが出易いが、戻りでは売りも出易く、しっかりと利食いながら逆張り的な戦略でのボム形。下値は昨日の安値137.38がストップ、上値のストップは139.06越えなどで対応したい。
ユーロドルは、一定の戻りを実現しており、今日は売り目線から、深めの押し目を待って買い狙い。上値のストップは昨日の高値1.0269、買いは1.0119がストップとなる。ポンドドルも同様で、昨日の高値圏をバックに戻り売りから、買いはしっかりと押し目を待つ形。
一方クロス円は、昨日も堅調が続いたが、今日も売り目線から、買いはしっかりと押し目を確認して対応したい。