昨晩の海外市場は、今週の日銀金融政策決定会合やECB理事会、来週のFOMCを控えて、ドルの売り戻しが続いた。米6月住宅着工件数は2か月連続、建設許可件数は、予想を上回るも3か月連続の減少も影響は限られたが、FOMCの利上げが、0.75%に留まるとの見方が、ドルの上値を抑えNY株価を支えた。
ドル円は、137.38まで下落後、米10年物国債利回りが2.958%から3.038%まで上昇したことで、138.25まで反発、ユーロドルは、ECB理事会を控えて、ガスパイプライン「ノルドストリーム1」について、「定期メンテナンスが終了する21日にガス供給が再開される見通し」との一部報道もあって、1.0269まで反発、ポンドドルは、ベイリー英中銀総裁が「8月の0.50%の利上げを検討中」と見解を示したことで、1.2046まで買い戻された。
一方クロス円は、NY株価3指数が、大きく反発したことで買い戻しが優勢。ユーロ円が141.45、ポンド円は165.99、オージー円が95.42、NZD円は86.114まで反発、カナダ円は107.41と今年の高値を若干更新した。