今日の裏読み、表読み

昨日は、大きな材料がない中、ドル買いも一服となったが、軟調な株価が続いており、またぞろリスク回避の動きに注意を払って対応したい。
 本日の豪準備銀行の議事録公表は、タカ派姿勢が示されても、ある程度織り込みの範囲。経済指標としては、英6月雇用統計、ユーロ圏6月消費者物価指数・改定値、米6月住宅着工件数・建設許可件数などが注目されるが、英雇用統計は強弱次第、ユーロ圏消費者物価指数は改定値であり、数字がブレなければ影響は少ないだろうが、米国の住宅指標は弱い結果がリスクとなりそうだ。
 要人発言としては、ベイリー英中銀総裁やイエレン米財務長官の発言は、インフレに対する懸念が示されるだろうが、反応は限定される見通し。一方プーチン露大統領、エルドアン・トルコ大統領、ライシ・イラン大統領の会談では、どういった内容となるか不透明も、ウクライナ情勢などの話題が出る可能性があるが、直接金融市場に影響を与えることはなさそうだ。
 
本日の為替の戦略としては、ドル円は、一応5-10日であり、仲値に向けて円売りが出易いが、戻りでは売りも出易く、しっかりと利食いながら逆張り的な戦略。
ユーロドルは、反発も戻りではやれやれの売りが出易い状況が続きそう。戻りでは売り、押し目では買いを狙いながら、しっかりと利食いたい。ポンドドルは、昨日大きく戻っているが、昨日の高値圏をバックに戻り売りから、買いはしっかりと押し目を待つ形。
一方クロス円は、一旦良く戻ったが、こちらも昨日の高値をバックに売り場を探しながら、しっかりと押し目を確認して、利食いや買い場を探したい。