昨晩の海外

昨晩の海外市場は、7月のFOMCでの1.00%の利上げ思惑が後退したことで、ドルに売り戻しが優勢となった。米7月NAHB住宅市場指数が、予想を大きく下回り、米10年物国債利回りは、3.019%まで上昇後2.948%まで低下した。
 ドル円は、米長期金利の動向に振られ137.89から138.44で上下、ユーロドルは、今週のECB理事会を控えて1.0201まで買い戻しが優勢となったが、ガスプロムが、「不可抗力により、ドイツへのガス供給を無期限に停止」と発表したことが嫌気された。またポンドドルは、サンダース英MPC委員会が「比較的早期の引き締めが望ましい」と発言したこともあって1.2034まで一時反発した。
 一方クロス円は、上昇してスタートしたNY株価3指数が、アップルが人員採用を抑制すると報じられ、米企業業績に対する警戒から値を消したことで、買い戻しも限定された。ユーロ円は140.80まで反発後140.01、ポンド円は166.10から1164.93、オージー円が94.65から93.98、NZD円も85.53から84.91、カナダ円は107.02まで反発後106.33まで売りに押された。