昨晩の海外

金曜日の海外市場は、米6月小売売上高や7月NY連銀製造業景気指数が予想を上回ったが、6月輸入物価指数が予想を下回り、その後の7月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値)は、予想を上回るも、5年先の期待インフレ率が予想を下回り、1年ぶりの低水準となったことで、ドル売りを誘った。また、ボスティック・アトランタ連銀総裁が、「0.75%の利上げは大きな動きであり、FRBは移行が秩序あるものになることを望む」、ブラード・セントルイス連銀総裁も「今月1%の極めて大幅な利上げを決定する必要性を強く感じていない」と語ったことも米長期金利を抑えた。米10年物国債利回りは、2.971%から2.900%まで低下した。
 ドル円は、138.39まで下落、ユーロドルが、1.0007を安値に1.0098まで反発、ポンドドルも1.1805から1.1875まで買い戻された。
 一方クロス円は、NY株価3指数が堅調に反発したことで、買い戻しが優勢となった。ユーロ円は138.74から139.89、ポンド円は163.65から164.56、オージー円は93.16から94.27、NZD円は84.88から85.51、カナダ円は105.50から106.48まで反発した。