昨晩の海外市場は、具体的な材料に薄い中、株価が下げ止まりを見せず、ユーロ売りやリスク回避的な展開が続いた。株価面では、欧州株が反発も、NY株価3指数は、プラス圏を維持出来ず、マイナス圏で引け、米10年物国債利回りは、2.998%から2.899%まで低下後、10年物国債の入札後2.982%まで反発した。
ドル円は、日米財務相共同声明で、「G7・G20のコミットメントに沿って引き続き為替市場に関して緊密に協議し為替問題で適切に協力」されたこともあって、136.48まで売りに押され、ユーロドルは、パリティ割れを狙った仕掛け的な売りや独ユーロ圏7月ZEW景況感指数が、欧州信用不安以来の悪化となったことで、2002年12月以来となる1.0000まで売り込まれた後、1.0074まで一時反発、ポンドドルも1.1808まで下落後、1.1917まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が138.00から137.03,ポンド円は163.21から161.84まで下落、オージー円は、91.97を安値に92.65、NZD円も83.61から84.01、カナダ円は104.64から105.32まで値を戻して引けた。