昨晩の海外市場は、米6月サービス業・総合PMI・改定値やISM非製造業指数が、予想を上回り、米長期金利が反発したことでドルが堅調な展開を続けた。米10年物国債利回りは、2.747%から2.934%まで上昇も、2年物国債利回りは3%台に乗せ、長短金利の逆転が2日連続で実現した。米景気減速懸念が残る中、注目のFOMC議事録では、「7月会合では0.50%もしくは0.75%の利上げの可能性が高い」、「労働市場は依然として非常にタイトだが、勢いが鈍化している兆候がいくつかあった」、「2022年下期および2023年のGDP成長予測を引き下げた」と示された。特にサプライズはなかったが、想定以上にタカ派でなかったことからNY株価3指数は、これを好感する形で、どうにかプラス圏で引けている。
ドル円は、134.96まで下落後136.01まで反発、ユーロドルは1.0162まで下値を拡大、ポンドドルは、複数の閣僚がジョンソン首相に辞任を求めており、政局不安が上値を抑え1.1990から1.1876まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は139.37から137.27まで下落、ポンド円も162.59から160.40まで値を下げ、オージー円は92.53から91.73で上下、NZD円も83.87から83.19で揉み合い、カナダ円は、原油価格の下落にも、104.39まで買い戻された。