今日の裏読み、表読み

経済指標としては、豪5月小売売上高、ユーロ圏6月経済信頼感・消費者信頼感、独6月消費者物価指数・速報値、米第1四半期GDPと個人消費・確定値などが発表される。
 個別の結果で、相場が一定の反応を示すか注目されるが、特に米国のGDPなどは、弱い結果が米長期金利を押し下げるか注目したい。
 また、本日もECB年次フォーラムから要人の発言が多数聞こえる見通し。 パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁やベイリー英中銀総裁の3大中銀総裁が、タカ派的な発言を続けるか注目したい。
 その他軟調が続く株価、高止まりの米長期金利、月末半期末のポジション調整の動きにも注目して対応したい。

本日の為替の戦略としては、ドル円は、東京時間は、仲値の動きに注目となるが、案外売りも出る展開で、安易に上値は追わず、高値は売りから入って、買いはしっかりと押し目を待つスタンスを継続したい。また、仲値後は、仲値を越える動きが見えると強気、逆なら弱気で見て、総じて逆張りで臨む形を想定したい。
ユーロドルやポンドドルは、引き続き半期末を睨んで、フローの動きに注目となるが、この時期は、欧州時間にドルが売られ、米国時間にドルが買われる傾向が見えることは留意しておきたい。早期は押し目買いから入っても、フィキシング後はしっかりと反発で、利食いや売り狙いとなる。 
一方クロス円も若干方向感が見えづらくなっているが、大きめ下げや戻りがあれば、逆張り場を探したい。