昨晩の海外

昨晩の海外市場も、黒田日銀総裁の金融緩和政策の継続の表明や円安容認姿勢を受けた、円の独歩安が続いた。米週間MBAローン申請件数が22年ぶりの低水準、4月卸売売上高は予想を下回り、米株価3指数は3日ぶりに反落し、クロス円の利食いに繋がり、米10年物国債利回りは、3.038%から2.988%まで低下後、不調となった10年物国債入札を受けて、3.040%まで再上昇して、ドル相場を支えた。
 ドル円は、2002年2月以来の134.47まで上昇後、133.60まで一時利食いに押され。ユーロドルは、ユーロ圏第2四半期GDP・確定値が予想を上回ったこともあり、1.0671を安値に、ECB理事会を控えて1.0749まで一時買い戻され、ポンドドルは、1.2514まで下落後も反発を1.2565に限定した。
 一方クロス円は、ユーロ円が2015年1月以来の144.25まで上昇後143.49、ポンド円は168.54の高値から167.69まで一時売りに押され、オージー円は96.89の今年の高値、NZD円は86.82、カナダ円は、アラブ首長国連邦石油相が「原油価格はまだピークに達していない」と発言したことから原油価格が反発、107.22まで今年の高値を更新した。